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ファイナンシャルプランニング

『割のいい働き方』の時給962円

年収130万円以上となった途端に、社会保険で夫の扶養扱いから外れて負担が急増し手取額が減少する「130万円の壁」の問題が広く認知されるようになってきた。
手取が年収129万円のときより減少する「逆転現象」は年収155万円ほど稼げば解消される。しかし、年収 155万円では年収 129万円を超えて「追加的に稼いだ 26万円」に税率 100%が課税されているようなもので、これではやる気が削がれてしまう。

年収129万円を超えた分の半分以上を手取りの増加につなげるためには、実に年収200万円ほどまで稼がなければならない。年収130万円~200万円は、稼ぎの割に手取りが少ない「割に合わないゾーン」となっており、この存在が女性のステップアップに深刻な問題をもたらしている。例えば、出産を機に退職した女性が、パートで再就職する場合を考えてみよう。時給800円で週30時間働けば、年収は124.8万円。税や社会保険料はほとんどかからず、ほぼ丸々手取りになる「割のいい」働き方だ。

ところが、この女性が働く時間を週40時間まで増やすか、時給1000円の仕事に転職するかのいずれかをしても、社会保険料負担のため、手取りはほとんど増えない。「割に合わないゾーン」を抜けるにはこの二つの同時達成が必要だ。

週40時間以内の就業で年収200万円に達するには、時給は962円以上が必要だが、特に地方でこれを満たすのは難しい。もう少し長く、もう少し高い時給で働こうとする女性の出ばなをくじく制度を早急に改め、収入の増加に応じてなだらかに負担が増加する制度設計が求められる。

(週間ダイヤモンド9/20号 大和総研金融調査部研究員 是枝俊吾氏記事より抜粋)

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