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法律関係

姻族関係終了の届出

昨今、夫婦である妻が、死後夫の先祖の墓に入りたくないとか、死後まで夫と同じ墓に入ることはごめんだ、とか言ってる話を聞くことがあります。夫婦の仲がうまくいっていないのか、または嫁姑の関係がうまくいっていないのか。あの世の世界の事まで心配しています。

そんなに夫が嫌なら早く離婚すれば良いのにと思います。離婚さえ出来れば夫との関係は切れるし、口うるさく、気ままな舅・姑の世話もしないですみます。しかし離婚はそう簡単に出来ることではありません。そうなると、あの世のことまで心配しなければならない気持も理解できないわけではありません。

ところがある日、その夫が突然死んでしまいました。葬儀が終ってやっと落着きを取り戻すと、夫の兄弟姉妹や叔父叔母が、長男の嫁だからこのまま義父母の世話を続けるのが当然と押し付けてきます。無責任極まりなしです。嫁をヒトと扱う義父母ならいざ知らず、将来も嫁イビリの義父母の仕打ちに耐えながら、かつ経済的負担を強いられながら介護に応じなければならないことを思うと辛すぎます。どうにかならないのでしょうか。

夫が死亡すれば夫との婚姻関係は終了しますが、婚姻により生じた夫の血族との姻族関係は終了しません。そのため嫁には、夫の親族として義父母を扶養したり、扶助したりする義務が残ります。

しかし幸いなことに、民法は「夫婦の一方が死亡したときは、生存配偶者は姻族関係を終了させることができる」と定めています。そこで嫁は、役所に姻族関係を終了させる届けを出せば、夫と血族関係にある者との縁を切ることが出来、義父母を扶養したり、扶助する義務を免れることが出来ます。更に婚姻前の氏に復することもできます。

こうして、夫の親族のしがらみから抜け出すことが可能となります。

弁護士 浅野 孝雄

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